【商品説明】
■著 者:同人雑誌
■出版社:皓星社
■構 成:A5判
■発刊日:2023年6月25日
■言語:日本語
■ Book Guide
20年前、30年前の私たちの記憶。その親や祖父母たちの経験。同じ頃に韓国の詩人が書き留めた風景。そして今の留学生が感じたことなども。『中くらいの友だち』12号には、さまざまな時間と記憶が集まりました。「客地で生きるとは」と李銀子さんの書いてくれた言葉が心に沁みます。
子どもの頃、夕方ラッパを吹きながらやってくる豆腐屋さんから、オモニは毎日豆腐を買った。ある年、チェサで使う韓国風の固い豆腐を作れないか相談すると、おじさんは何度か試作品を持ってきたが叶わず、ふたりで残念がった。オモニは代金とともにお礼にキムチを手渡し、おじさんはおばさんのキムチがいちばんだよ、と笑った。隣家の高校教師の一家が引っ越すときは、おばさんにいっぱい助けられた。ありがとう、と妻が別れの涙を流した。それらのエピソードを思い出しながら、客地で生きるとはこういうことだった、と思い知る。 (李銀子「近況」より)
今号もぜひよろしくお願いいたします。
『中くらいの友だち』編集部(伊東順子・斎藤真理子・中山義幸)
目次 12号
わたしの好きなまち�� 元暁路 大瀬留美子 4
ソウル鞍山物語�─\�権交代 伊東順子 14
東京の魅力と、それでも出て行こうと思った理由 クォン・ジェミン 22
ちゅうとも文学館 烏瞰図より「詩第一号」 李箱著 / 斎藤真理子訳 31
伽倻琴とともに歩んだ日々(二) 李 銀子 35
日本語人アッパの韓国スケッチ��
熱狂!熱唱!韓国「スラムダンク」応援上映観戦記 ゆうき 44
韓国タワー探究生活��
近代建築の町に立つ現代のタワー ――論山市・トルサン展望台 清水博之 56
コプチャンチョンゴルの飲んだり、食べたり、歌ったり�� 佐藤行衛 66
韓国ロックの歴史的名盤(シン・ジュンヒョン)がアナログ盤で復刻
韓国美術行脚�─� 戦争は見知った顔をしていない
現代美術と6・25 らさおらさ 76
呉泰錫先生のこと 木村典子 86
韓国の美味しい知恵�─ �
ムクという世界 (前編)どんぐりの味 きむ・すひゃん 98
『詩人白石――寄る辺なく気高くさみしく』を読む 南 椌椌 110
跡 カン・バンファ 118
私のソウルものがたり��
春満月を見上ぐことなく――坂本龍一さん 金 利惠 131
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一昨年末だったろうか…
執筆者の一人である友人から、同人誌を作っていて、ぜひ協力してほしいとの依頼があった。
日本と韓国との間で高まっている軋轢を何とかしたいという気持ちがひしひしと伝わってきた。
「日韓というと、すぐに政治的にぐちゃぐちゃと難しいこと、対立することばかり先に立っていて… 私たちは、まったりと行きたいと思うのよね〜」
彼女とは私がソウルに留学した時に知り合って以来だから25年来の友人で、彼女の活躍はインターネットメディアを通して知っていたし、facebookでも友人になって繋がっている。
そこでのやり取りもあるんだけど、私とは政治的スタンスも違えば、彼女が書いた文章には異論もあったりするんだけど、だけどいつもとても勉強になっている。これこそ『和而不同』。
そんな彼女からの依頼ですから、もう喜んで引き受けました。
その後、具体的な相談も何度かしながらビックリしたのは、執筆陣が日韓をつなぐ≪大物≫ばかりだったこと。
これは本当に期待できそうだし、精一杯応援していきたいなと思っている次第です。
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